氷山の驚異 [オセアニア]
現在マッコーリー島(オーストラリア)からニュージーランド沖に向かっている巨大氷山。極域から温帯域へ氷山が流れてくることは稀にある。このニュージーランド沖以外にも、タイタニック号が氷山と衝突した場所である、カナダのニューファンドランド沖も氷山ウォッチングのポイントとして知られている。ニュージーランドでは観光ヘリコプターや観光船で氷山を見るツアーが現に存在している。 私もいつか氷山を見てみたいと思うひとりだ。
今回の氷山がいつニュージーランド南島沖に出現するのは、まだ1か月ぐらい先のことだと思うが、すでにオークランド諸島沖にまで到達したものもある。オーストラリア南極局のウェブサイトには氷山の場所を確認できるページもある。(オーストラリア南極局の基地がマッコーリー島にあるからだろう)
さて、これらの氷山がいったいどこから来たのか?ということが気になり検索をしてみた。まとめると、2000年以降に南極のロス海の棚氷が割れてB-15という超巨大氷山ができた。現在でもこのB-15氷山はジャマイカ島くらいの大きさがあるという。その超巨大氷山がロス海であっちへ行ったりこっちへ行ったり移動し、時には陸地や棚氷とぶつかる。その衝突によりできた破片が、今回の氷山となってニュージーランド沖に向かっているのだ。氷山の大本は2000年に遡るという事実に、地球規模の大きな時間の流れを感じる。
この氷山の脅威ついて、NZなどのメディアは、近海を航行する船舶に注意を呼び掛けている。氷山の一角という言葉通り、水面に出ている部分でも200メートルを超えるものもあるが、水面下にある部分はその何倍もある。メディアの中には、オークランドタワーとの比較を使ってその大きさを示しているものもあった。このように生活に影響があるというニュースもあれば、一方、それを観光資源とする人々もいる。
世界の絶景を紹介するテレビ番組、写真集などが溢れ、世界遺産を目的とした海外旅行も流行る今、誰も見たこともないような絶景を探し出すことはとても困難だ。前述したように氷山を見るツアーまでもある。南極や北極に行かずとも、氷山が見られるというのはお手頃感もあるだろうし、日々変化する美しいものを目にする喜びもある。
その美しい氷山は温暖化の影響で生まれたという研究者の話もあり、棚氷ができた歴史、氷山となって南極からの移動の長い時間を考えると、思うことがとても多くて単に見てみたいとは言えないことも驚異だと思う。







はじめまして。
成田、ロンドン間の空路で時にツンドラ地帯を飛行する場合があるのですが、まさに白い大地のような人が住まない地帯を延々と進んでいくとき感じるのですが、
月並みな言葉ですが地球は広いなということです。
巨大氷山がジャマイカ島ほどの大きさというのには驚きます。
by いっぷく (2009-11-25 20:30)
コメントありがとうございます。私もロンドンへの空路で北欧?の緑と水の湖沼地帯が見えた時には驚いたことがあります。本当に地球は広いし、バーチャル体験で分かっていても、現実に見ていない物事が多いですね。
いっぷくさんの「視線」に見慣れたロンドンの街が違って見えるのにも驚いています。
by riobranco (2009-11-27 08:46)